- 習い事に行かせているけど、送迎が大変でストレス・・・
- 習い事が多すぎて、宿題をする時間がとれない・・・
- 本当に子どものための習い事になっているのか分からない・・・
みんな習い事をしているから、やった方がいいとは思いますよね。でも、子どもにとって習い事をする意味があるのか分からなくて、モヤモヤしてしまうこともあります。
「子どもの習い事ってさせたほうがいいの?」という疑問には、賛否が分かれるところですよね。
3兄弟を育てながら、それぞれの特性を、ようく観察してきた私は、
「ボーっとする時間がないほど忙しい子なら、いっそのこと習い事をやめてリセットすべき。」と、考えます。
習い事に対して、モヤモヤした思いがあるときは、リセットするタイミングかもしれません。しっかり親子の気持ちを整理してみましょう。
子どもの習い事を決める時は、「親の思い」に加えて、「子どもの思い」がともなっていることが前提条件。習い事をやらせるなら、子どもが、「やめたい、やりたくないサイン」を出していないか観察する目が必要です。
親の言うことを聞いて、毎日きちんと習い事に行っている「良い子」は、のちに崩れてしまう心配があるので要注意です。自分のやりたいことだからやっているなら良いですが、親が言うから仕方なくやっている場合は、身にならないですよね。
こんなときは習い事をやめるべき
- 公園で友達と遊ぶ時間がない
- 家でボーっとする時間がない
- 宿題をやる時間がない
- 休日が習い事で忙しくて遊べない
- 習い事をやめたいと言っている
- 親が忙しくてイライラして余裕がなくなった
1つでも当てはまれば、親か子どもに余裕がなくなっている可能性あり!!健康な心と体を保てていますか?
毎日が忙しく、人生で大切な「余白」の時間がなくなっていませんか?
もし、当てはまったり、心にひっかかるところがあれば、続きを見ていきましょう。
小学6年、4年、5歳の三兄弟の母。長男はチャレンジタッチ一筋、次男はチャレンジ紙教材、スマイルゼミ、ポピーなど色々な教材を体験。ズボラママなので、通信教材に頼りきりでラクラク勉強習慣つけています!!
子どもの好奇心の芽をつみとる親にならないで。他人との比較と自信のなさは黄信号
「隣の芝生は青く見える」
ママ友たちの子は何でもできてすごい!うちの子はパッとしないから、習い事をたくさんさせて、何か得意なことを身につけてあげなきゃ!
なんて理由で、英語や塾や習い事を詰め込みすぎていませんか?
それは、子どもに自信がないのではなく、親である自分に自信が持てていないだけ。親である私たちが、自己肯定感が高く、自信を持てているのなら、子どもを比較したりしません。
「人間はみんな違う個性なのだから、比べることに意味がない」からです。
もし、あなたが、他人の子どもと比較して悩んでいるのなら、子どもに習い事をつめこむ前に、自分のメンタルトレーニングを受けましょう。自分の自己肯定感を高めるレッスンに通ってください。
比べるなら、他人ではなく、昨日の子どもと今日の子どもを比べましょう。何か、少しずつ出来ることが増えていることを発見できますよ。そして、ささいなことでも、ほめて認めてあげると、自己肯定感が育ちます。
自己肯定感が育っている子どもは、好奇心の芽がどんどん伸びて、あらゆる才能を発揮してくれるようになります。習い事をするなら、その芽にもっと栄養を与えてくれるようなものを選べばよいだけです。
すべての土台は、自己肯定感をはぐくんでいくことなのです。そのこと無しに、習い事を詰め込んでも、土台がないのでビルは崩れてしまいます。
子どもは生まれながらに才能の塊である
「子どもには、生まれながらに自分を育てる力が備わっている」
https://sainou.or.jp/montessori/about-montessori/
モンテッソーリ教育には、このような理念があります。
つまり、子どもはそのままで完璧であり、親はその能力を十分に発揮できるような環境を用意してあげる必要があります。
そのためには、日々子どものしぐさや興味を観察することが必要です。
小さいとき、こんなことをしませんでしたか?
- クレヨンで机や壁に絵を描こうとしたら怒ってしまった。
- 泥遊びをしようとしたら、汚いからダメと言ってしまった。
- ブロック遊びに夢中になっていたが、習い事の時間なのでやめさせた。
これらは全て、生まれ持った天才的な能力の芽をつみとり、集中力をなくさせる行為です。
私もやってしまった。耳が痛いねぇ~
なので、これらの芽を摘みとってしまったなら、習い事をして無理やり植えつけないようにしましょう。そして、子どもの中から、新たに伸びてくる芽がないかどうか、ようく観察するとよいです。
もし摘みとられずに伸びている芽があるなら、それはその子のやりたいことです。習い事などで、好きなことに取り組める環境を用意してあげることは大切です。
習い事は、自分磨きをするためにかかせないもの。親発信ではなく、子ども発信であるべきです。
親が何でもかんでも用意してあげると、何か問題が起きた時に親のせいにする「他責思考」の子どもになってしまいます。なんでも自分で選び、自分で責任をもつ「自責思考」の子の方が、自分の幸せを自分で勝ち取る!!という思いが強いので、幸せになれる傾向があります。
習い事させないが正解?それともやらせる?
子どもに習い事をさせない方がいいのかというと、それも違います。
ピアノや水泳、そろばんなど、子どもの得意なことを伸ばせる、良いものばかりです。
大切なことは、子どもが自分で選んでやっているかどうかです。もちろん、学校や遊びとのバランスが取れているか、忙しすぎないか、子どもに判断してもらいましょう。
親は、一定期間ごとに「まだ習い事を続けたい?」と確認するようにすれば、子どもも自分が本当にやりたいのか判断できます。
一例として、私の場合の習い事えらびについて書きます。
- 長男、次男とも幼稚園時代は習い事せず、ひたすら園庭で遊ぶ
- コロナ禍で外出できなくなったので、長男は通信教材をはじめる。楽しくて2年間継続中。
- 長男は、ピアノに興味をもち、好きなので現在も継続中。
- 次男はサッカーをやりたかったが、送迎が大変であきらめる
- 次男はいまだ習い事なし。やりたいことも特になし。家や公園でひたすら遊ぶ
ママ友から、「え?何も習い事してないの?」と、よく驚かれていました。
- 幼少期から親にじゃまをされず遊びつくしているため、1~2時間続く集中力がある。
- 早期教育をしていないが、成績は2人ともトップクラス。
- 自由研究で、長男は2年、3年生で連続、次男は1年生で科学賞を受賞。
- ひたすら友達と公園で遊ぶので、関係づくりやコミュニケーション能力が高い。
特に、コロナ禍のため学校でも人と距離を置くよう指導されているので、公園での友達とのかかわりは貴重なコミュニケーション能力をはぐくむ場。
小さいトラブルにはよく巻き込まれて、びっくりするようなこともたまに起きますが、それらに対応する能力を身につけられるチャンスです。そのような経験をつむことで、危機管理能力も身につけられます。
なので、習い事がありすぎて公園で遊ぶ時間がない、という子はとてももったいないですね。とくに低学年は、のびのび遊ぶ時間を作ってあげたいものです。
やめどきが分からない。ママ友たちと一緒に習い事をする「つながり現象」
「水泳教室の無料体験があるから一緒にいってみない?」
と、公園で遊ぶメンバーのママ友で盛り上がり、10組でつらつら体験へ・・・
このような話はよく耳にします。
仲の良いママ友たちと一緒に習い事は、よくある話ですよね。
小学校も同じ、子ども会も同じ、習い事も同じ・・・なんだけど、実はママ友とのトラブルがあるんだよね。など本音を聞くことも。
この「つながり」現象で習い事の体験を決める時は、確実に、親発信の習い事であるといえます。
「お友達が行くから子どもも行く」という理由で始めているので、本当に子どもがやりたいことであるか、うやむやなまま続けることになります。
大切なのは「ママが、お友達から仲間外れにされないため」に習い事に通うのではなく、子どもがやりたいから通う、ということ。子どもが心から充実して習い事へ行けているのか、忙しすぎるスケジュールにならないか、しっかり話し合いましょう。
ママ友との関係は、適度の距離感を保っていた方がよいもの。親も精神的に自立する必要がありますね。
小学生におすすめな習い事の種類が知りたい
子どもに習わせたい習い事は、親の価値観によってかなり変わってきます。
一概に、これがよい!!という習い事はなく、親の価値観と、子どもの気持ちが一致した習い事に決めるべきです。
このアンケート結果を見てみると、小学生がやりたい習い事と、親がさせたい習い事には、違いがあることが分かります。
命を守るために必要な水泳!親としてはやっぱりさせたいよね!
親が選ぶのは勉強系が多いけれど、子どもは楽しそうな習い事をえらんでいるね!
脳科学的にみると、3~5才が「音楽」「運動系」、8~10才が「英語教育」を習わせると、効率よく習得できるそう。
- 3~5才は、手先や手首、体の細かい動きを習得するのに適した時期
- 音楽の中でも、ピアノは、左右の脳をつなぐ「脳梁(のうりょう)」を発達させる。また、脳と手をつなぐ「錐体路(すいたいろ)」の発達もみられる。東大や難関大学の学生の半数はピアノを習っていたそう。
- 小学校低学年までは、日本語もたどたどしいですが、8才~10才になると、語学の力がのびてくる。この時期に英語を習うとスムーズに習得しやすい。
小学校に入って最初の習い事は、ピアノ、高学年になると英語を習うのがおすすめ!
共働き家庭の、小学生の子どもは習い事づけになる危険性がある
共働き家庭では、放課後カギっ子になる小学生もいます。低学年のうちは、放課後児童クラブを利用する子もいますが、高学年になるとやめてしまうことも。
そして、家で一人で居させるのが心配、ということの解決策として、習い事を入れることもあります。
- 放課後児童クラブをやめてしまったから
- 放課後児童クラブが終わる時間に迎えが間に合わないから
- 家に一人で居させるのが心配
夫婦とも家にいない状況であれば、心配だし、仕方のないことですよね。
大人の事情はありますが、大切なのは子どもの気持ちを聞いてみることです。
子どもの気持ち
- 一人で家にいるのはいや
- 習い事にたくさん行きたい
- 公園で友達と遊びたい
- 家で一人でボーっとしたい
など、いろいろと思いがあるはず。
特にコロナ禍で、学校でも「マスクや消毒、接触の不可」などと指導を受け、私たちの想像以上に、子どもたちは集団生活でのストレスをかかえています。
そのうえ、子どもの意志でない習い事を詰め込んでしまうと、放課後もリラックスする暇がありませんよね。習い事でも、学校と同じような制約があるのですから、心から楽しむことができていないかもしれません。
塾が運営しているような、民間学童もありますが、スケジュールを見ると少し不安が残ります。
学校へお迎えにきてもらえるし、カリキュラムを決めて充実した内容です。迎えの時間も延長があるし言うことなし!に見えますが・・・。
ずっとカリキュラムに従う、つまり大人の指示を受けて動いていると、自発的な行動が制限されてしまいますよね。
学校に加えて、放課後も管理されていては、私なら息が詰まります。
子どもも、大人と同じように、
- ボーっとする
- テレビやゲームをする
- 想像をふくらませる
など、一見ダラダラしているようでも、生きていく中で大切な時間がなくてはいけません。
1日のなかでリラックスできる時間があるから、自分のやりたいこと、好きなことを見つけて、また次の日学校へ行けるのです。
余白があるからこそ、その空間に創造が生まれるのです。
子どもの緊張の糸がプツンと切れて不登校に・・・となって慌てないためにも、日ごろから子どもの気持ちをよく聞いておきましょう。
共働きの子どもの勉強時間を確保する方法
共働きで小学生の家庭学習ができない!無料配布のワークで15分の勉強時間を見つけよう。 | めざとぷマスター (mezatopu.com)
共働き家庭の放課後対策
共働きでも、習い事以外の放課後の選択肢は、いろいろとあるものです。
- ファミリーサポートに見守りを依頼する
- 近所のママ友と協力して、学童のお迎えを持ち回り制にする
- 家でタブレット教材をしてもらう(やったら親へ通知がくる機能つき)
この中でも一番気楽にできるのが、家でできるタブレット教材です。
1日15分ほどのボリュームで、タブレット教材に取り組んだら、点数などが親のメールに送られてきます。子どもとのメールのやりとりもできるので、親が家にいなくても、子どもの取り組み内容が分かります。
塾などの習い事のかわりに、気軽にできる家庭学習をやってみるのもおすすめです。勉強もできて、家でのリラックスタイムも過ごすことができます。
小学生の習い事、勉強するなら塾それとも通信教育?
ママ友たちの習い事事情を聞いたり、小学校での子どもたちのストレスが増えていることを考えると、おうちでできる習い事から考えていくのが気楽です。オンラインで習い事をさせたいと思っているママも増えていますよね。
ずっと習い事をしてこなかった3年生の長男が、最初に始めたのは、通信教育でした。実は勉強系の習い事であるにも関わらず、何だか遊びの延長で勉強しているかのような気軽さがあります。
かれこれ2年間もコツコツと続けていますが、自分からタブレット教材をやっているし、やりたいからまだ続けさせてくれ!と言います。
中学受験を目指すのであれば、塾に通う選択肢もありますが、ストレスでやめてしまう子もいました。子どもによって、合う、合わないがあるので、見極めが大切。
勉強に対するモチベーションが「子ども発信」なら通いましょう。
勉強はしてほしいけど、塾はハードルが高いなと感じたら、自宅でできるタブレット教材で十分です。タブレット教材を使ってみて、想像以上に学習効果が出て、おどろきました。
チャレンジタッチの正直な口コミ!ごめんなさい!かるく2年連続トップ成績とれちゃいました! | めざとぷマスター (mezatopu.com)
親も習い事の送迎や、人間関係で疲れてしまうこともあります。子どもも、本当にやりたい習い事なのか、こまめに確認してあげるようにしましょう。
子どもが生まれながらにもつ、好奇心の芽を摘みとらないように、観察眼をもった親になれるよう頑張りましょう!