- 共働きで子どもの勉強をみる時間がない
- 夕方は習い事で忙しくて勉強ができない
- てっとり早く勉強の習慣をつけたい
そんな方におすすめなのが「朝勉強」です。
勉強習慣をつけるのは、早ければ早いほどよいですが、小学生になってからでもまだまだ修正可能!!
朝起きたらすぐテレビ!!のクセがついていた息子たちも、たった数日で朝勉強習慣がつきました!
学校から帰ってきて夕方は宿題で精一杯になるので、脳がフレッシュな状態で勉強できる朝勉強を取り入れてみましょう。簡単に「習慣づけ」と「成績アップ」ができますよ!
朝に自主学習が終わっていれば、夕方いっぱい遊べて余裕があるから嬉しい(#^^#)
我が家でためした、サクッと朝学習の習慣をつけちゃう継続方法を詳しく解説します!
小学6年、4年、5歳の三兄弟の母。長男はチャレンジタッチ一筋、次男はチャレンジ紙教材、スマイルゼミ、ポピーなど色々な教材を体験。ズボラママなので、通信教材に頼りきりでラクラク勉強習慣つけています!!
朝の勉強と夜の勉強、どっちがいい?朝学習をおすすめする理由
朝の勉強と夜の勉強、どちらが子どもの生活スタイルに合っているでしょうか。
朝は、脳がフレッシュな状態ですので、「脳のゴールデンタイム」と呼ばれています。記憶力や集中力もアップしており、難しい問題を解くのにもおすすめな時間帯です。
そんな時間に、ダラダラTVを見ていたら、本当にもったいない!!
ちなみに、夜は暗記系の勉強をすると良いと言われています。睡眠中に記憶が整理されるので、寝る前に勉強しておけば、効率よく暗記ができます。
しかし、小学生の場合、学校の授業で疲れた帰ってきて、宿題~習い事~と、大忙し。夜に勉強するのはしんどい・・・という方も多いのでは?そんな方は、朝勉強がおすすめ。
- 夕方は習い事が忙しい
- 宿題をダラダラやって、なかなか終わらない
- イヤイヤ勉強をしている
- 親が共働きで、夕方は勉強が見られない
それでは、なぜ朝勉強が重要なのか説明していきます。
人は学習したことを1日で74%も忘れてしまう!エビングハウスの忘却曲線
なぜ、朝勉強をする必要があるのでしょうか?それは、人間は習ったことの74%を、1日後には忘れてしまう悲しい生き物だからです・・・。
心理学者の、ヘルマン・エビングハウスの「エビングハウスの忘却曲線」でも示されています。
画像参照:https://oreno-zyuken.com/technique/ebinguhausu/
知識は、復習することで記憶として定着させ、なんども繰り返すことで自分のものにしていくのです。
前の日に習った内容を、朝学習で復習することで、脳の中で整理され理解が深まります。他の学習内容ともつながって、確かな記憶として定着させることができます。これを、レミニセンス効果と言います。
朝学習の習慣化は、せっかく学習した内容を忘れないためにも、超重要といえます!!
重要なことは分かってるけど、テレビばっかり見てる子どもが、朝勉強なんてできるわけないよ~
それが、思ったより簡単に習慣化できちゃうんです!ここからは、ズボラに朝勉強を続けるための方法を紹介します。
めざせ!朝勉強の習慣化!参考にした本と、ズボラアレンジ法
まず、朝勉強を取り入れるために、参考にした本を紹介します。
「子どもが朝起きたらすぐに、食卓に座らせて15分勉強する」習慣を毎日続けるという、たったこれだけやればよくて、簡単そうでした。
用意するものも、教材と、えんぴつ2本とけしごむ2個だけ!!
実践的な教育本で、すぐに使える朝勉強ワザがたくさん書いてあるので、かなり役に立ちます。朝勉強にチャレンジしたい方は、手に入れておきたい一冊です。
朝勉強は、2歳くらいからできるそうなので、幼児の早期教育を考えている方にもおすすめの一冊です。
この本をもとに、小学1年生と3年生の朝勉強を始めてみました。
朝勉強におすすめの教科と勉強内容
朝、ボーっとしたまま勉強を始めるので、教科は「算数」「国語」にしぼりました。
15分しかないので、あまり考えなくてもできる、計算問題と漢字を重点的にやりました。
私は、前の晩にプリントを机に置いておくことにしたので、1枚ずつのプリント教材が使いやすかったです。お金をかけなくても、インターネットでダウンロードできる無料教材は計算と漢字があるものが多いので便利です。
- 算数は計算問題
- 国語は漢字
- 無料教材から始めればOK
算数の計算問題は、ドリル式にどんどん解いていって、学年を超えてどんどんレベルアップすることを目指しました。
国語は、とりあえず学年で習う漢字をカンペキにしました。読み方や送りがなの違いで、何通りも問題があるからです。
朝勉強におすすめの市販教材と通信教材
朝勉強には、まず無料教材を用意します。たくさん種類や量があるので、しばらくネタ切れの心配はなし。
しかし、さすがに3か月も続けてくると、市販教材も用意しないと足りなくなってきます。使いやすかったおすすめの教材をいくつか紹介します。
- 学研 全科プリント
- 隂山英男の徹底反復シリーズ
- 児童漢検 漢字学習ステップ
学研 全科プリント
小学1年の次男は文章題がニガテで、学校の勉強にもつまずきがちだったので、市販の教材を買ってきました。1枚ずつやぶることができるので、用意がしやすく朝勉強にはピッタリ!全教科が入っているので、まんべんなく勉強できるのが嬉しいです。できたよシールがついているのもおすすめポイント。
隂山英男の徹底反復シリーズ
1年~6年全ての学年の計算プリントがまとめられています。百ます計算や、エレベーター足し算引き算など、計算力がアップして楽しく勉強できる内容です。かなりボリューミーなのでコスパがいいです。
テキストに書きこまず、コピーをして、何度も使えばネタ切れの心配なし。
児童漢検 漢字学習ステップ
漢字学習には、漢検用のテキストが効果的。学年別に級で分かれているテキストです。こちらもボリュームたっぷり。
読み方、書き方の両方が練習できてコスパがいい!よくある「漢字を何度も書いて練習する」ページはなく、全て穴埋め問題なので使いやすいです。
こちらも、テキストに書きこまず、コピーをして使いましょう。
通信教材
朝から丸つけをするのは負担!!という方は、タブレット型の通信教材が便利。長男はチャレンジタッチを利用していますが、自動採点機能があるので丸つけの必要なし。
しかも、毎日自動でおすすめされるメインレッスンと応用問題をやればいいだけでストレスフリーです。
レッスン内容も1日15分でできる内容なので、タブレット学習を朝勉強に取り入れるのが、一番手間がかかりません。
毎朝やるので、タブレット学習をやり残す心配もなく、受講費分しっかり勉強できます。
また、チャレンジタッチに新登場した、無学年学習の「AI国語算数トレーニング」も超おススメです!!
ドリル式で、学年を超えた学習ができるので、朝学習にぴったりです!もちろん自動採点だし、教材の準備もいりません。約3万問も問題があるので、教材がなくなる心配もなし!!
朝勉強のズボラ風アレンジ!いかにサボって続けるか
朝勉強を習慣化するには、いくつものめんどくさいカベを突破しなければなりません。毎日続けるだけでも大変なので、いかにサボってラクをしながら続けられるかが大切です。
- めんどうな教材の準備
- めんどうな採点
朝勉強のカベとして立ちはだかるのが、「教材の準備」です。毎日夜に準備していては、私たち親は寝不足になります。
そのカベを打ち砕く方法は、「教材をまとめて準備、まとめて採点」こと。
ズボラ①教材をまとめて印刷する
1週間に1回、もしくは1か月に1回ペースで、教材をまとめてコピーするなり買っておくなり準備をします。
私は、小さめダンボール一杯分の教材を用意しましたが、兄弟2人が毎日使って、2か月ほどで全てやりきってしまいました・・・。
無料教材や市販の教材をコピーで使う場合は、休日にまとめて印刷しておきましょう。
教材が準備できなかったときの保険として、先ほど紹介した「学研の全科プリント」や、タブレット教材があると便利です。
休日いそがしくて印刷できなかったときや、寝坊したときもサッと用意できるので、安心ですよ!三日坊主の予防のためにも、ぜひ準備しておきましょう。
- 教材は休日にまとめて印刷
- 学研の全科プリントやタブレット教材も用意
ズボラ②まとめて採点する
次に大変なのは、採点です。
頭がよくなる朝15分勉強法の本では、朝勉強の時間は、親は机に座って勉強をみて、採点するように書いてあります。
しかし、朝寝坊で焦って朝ごはんを作り、三男のグズリに対処しなければならないので、ゆっくり採点など、夢のまた夢でした!!
それでも朝勉強を続けたかったので、採点は思いきって休日にまとめてやることにしました。
ただ、まとめて2人分を休日にするのもこれまた大変・・・。30枚ほどのプリント束を、計算機と赤えんぴつ片手に丸つけしていくと、1時間以上かかってしまいましたね。教材の準備を合わせると、週末に2時間は時間がとられることになってしまいます。
それでも、平日の夜は、プリントを置いておくだけでいいし、採点もしなくていいので、だいぶ気がラク。
やっぱり自動採点機能があるタブレット教材も用意しておかないと、途中で疲れてしまうかもしれませんね・・・。
- 休日にまとめて丸つけ
- 答えつきの教材を選ぶ
- 自動採点機能つきのタブレット教材を用意
本に書いてある通りではなくても、自分流に続けられるところまでハードルを下げることが大切!ズボラでも邪道でも何でもいいので、とにかく朝勉強の習慣をつけましょう。
朝勉強の習慣がついて、高学年になってくると、自分で教材を用意したり採点できるようになるので、きっとラクになるはず( ;∀;)
朝勉強の極意:成功のカギは、親の継続力!!子どもは勝手についてくる。
我が家の朝勉強のスケジュール(休日もやってます)
我が家の朝勉強のスケジュールを紹介します。
前の晩、プリント教材や通信教材、筆記用具を用意しておく
↓
6時~6時半起床 起きてトイレ、うがいをすましてすぐ朝勉強
↓
6時45分 朝ごはん
↓
7時45分 学校へ行く
起きてくる時間がバラバラではありますが、自分で目覚まし時計をセットしてもらって、さすがに6時半まで起きなければ私が起こしています。朝勉強を始める時間も、わりとバラバラ。
休日は、起きた時間に合わせて朝勉強を始めるようにしています。
朝勉強のゴクイ:平日も休日も関係なく、毎日やるべし!!
【ズボラ】やる気たっぷり朝勉強の習慣化!3か月続けるコツ
朝15分学習法の本にもありましたが、朝勉強は2歳から始められるようです。良く分からないくらい小さいうちから習慣化することで、反抗することもなく勉強することが当たり前に続けられるそう。
しかし、思い立った時には、子どもたちはもう小学生・・・絶賛反抗期の彼らにどうやって習慣をつけさせようか・・・
迷ったあげく、邪道!!「金で釣る」戦法を使いました。ご褒美が手っとり早くて効果的。
シールは,全科プリントについている台紙に貼ったり,厚紙に貼ったりして集めています。シールやハンコって、子どもが意外に食いついてくれるんですよ!!
小さい頃から、朝の勉強習慣がついていればご褒美制にしなくて良かったんですけどね。プチ反抗期の小学生を朝からやる気にさせようと思うと、やはり大変・・・。お互いにストレスにならないよう、ご褒美制を導入しました。
朝勉強が定着したら,「朝勉強をしないと気持ち悪い」感覚になるようなので,ご褒美なしでもよくなるかも!!
最近では朝勉強がすっかり定着し、ご褒美のことはいつのまにか忘れてくれている!!
まずは、子どもが喜ぶ、プチご褒美を用意してみてはいかがでしょうか?
小学生の朝勉強の効果とは?成績は本当にアップしたの?
1月~3月まで朝勉強を続けていますが、学期末のテストは、ほとんど100点をとることができました。ニガテだった漢字や計算問題も、繰り返しやっていたため、かなり成績がアップして、自信になったようです。習った漢字はほぼ間違えずに書けるようになりました。
また、1年生の次男は、1月には教科書どおり、足し算と引き算をやっていましたが、その後どんどん進み、足し算と引き算のひっ算、かけ算まで習得できました。わずか3か月、15分の朝勉強を続けただけで、ひと学年上のレベルまで上がれたのです!
これなら、ドリル式の問題を解く学習教室に通っているくらいの効果を、朝勉強で得られるかもしれません!学習教室や塾にお金をかけられなくても、朝勉強に手間をかけるだけで、驚くほどの学習効果が出ます!コスパバツグンですよね。
3か月継続して分かった、朝勉強のメリットとデメリット。親の負担が大きい・・・
このように、朝勉強にはかなりの学習効果が期待できることが分かりました。でも、やってみる前に、メリットとデメリットを知っておくほうがいいです。教材を用意したり、採点をしたりと、親への負担は想像以上に大きいです。
この負担に耐えられるかどうかは、親の継続力にかかっています。
あなたは耐えられますか??ブルブルブル・・・
- てっとり早く勉強習慣がつく
- ボーっとしているので、勉強を嫌がらない
- 毎日コツコツ勉強で、成績がアップする
- 高学年は朝勉強してないと夕方がキツイ
朝だとまだボーっとしているし、脳がフレッシュな状態で疲れもないので、「勉強いや~」と反抗されることもありません。問題が難しいとブツブツ言われるので、簡単な問題からスタートするのがコツです。
「朝起きたら勉強するのが当たり前」なルーティンまでもっていくことができれば、簡単に勉強習慣がつけられます。
朝15分勉強していれば、夕方勉強時間がとれなくても、低学年なら十分な勉強時間になりますね。中学年は、夕方20分ほど、高学年なら40分ほど勉強時間を足せばOK。
むしろ、高学年になってくると、夕方だけで勉強時間をおぎなうのはムリ!!学校も6時間授業、クラブ活動や習い事と、もうへとへと状態です。そこから1時間の勉強って、なんだかかわいそう。
朝勉強の習慣をつけておいて、1日に必要な勉強時間をクリアしておかないと、夕方からかなりしんどいです・・・。
- 教材の用意がとにかく大変
- 採点がとにかく大変
- 三日坊主になりがち
- 親が疲弊する(私は疲れました・・・)
このデメリットを撃破するには、教材の用意と採点をまとめてやるか、思いきって採点をサボるかしかありません。朝勉強のハードルを下げられるように自分流にアレンジしてみてください。
あ~採点めんどくさっ!たまにサボってそのまま捨ててスッキリ
もしくは、朝勉強の強い味方、通信教材をやってみる方法もあります。
我が家ではタブレット教材チャレンジタッチをやっているので、私が疲れて教材を用意できてないときも安心。そんなときは、子どもが一人でタブレットを開けて、勝手に勉強してくれます。もちろん、丸つけも自動なのでラクラク♪
親の体調も一定ではないので、続けにくいときもあると思います。タブレット教材に頼ってみるのもおすすめです。
少しでも早く、朝勉強を習慣化しよう!
幼児期に勉強習慣をつけられなくて、もう小学生になってしまったから無理かなぁ~。と、あきらめることはありません!
我が家の子どもたちも、小学1年生と3年生で始めましたが、朝勉強を始めてからたった数日ほどで習慣化できました。遅すぎることは全くありません!
寝坊グセのズボラママである私は、「朝勉強の習慣なんてつけられるわけがない!」と決めきっていました。子どもたちは朝起きてすぐTVのクセがついていたからです。あなたも、心のどこかで「できるわけないわ」と思っていませんか?
しかし、自分の意識が変われば、子どもなんて簡単に変わるもの!!こんな簡単に習慣づけができるとは驚きでした。
朝勉強に疲れてしまったときや、本当に続けられるのか心配になったときは、この記事を何度でも見てください。ズボラにアレンジして、自分が一番やりやすい方法にして続けることが一番です!
「思い立ったが吉日」
少しでも早く朝勉強を始めてみることが大切ですよ!