- 子どもに「勉強しなさい!」とつい言ってしまう・・・
- 自分から勉強してくれなくてイライラ!
- 少しはやる気を出して勉強してくれないかしら?
・・・勉強に関する悩みはつきません。
どうにか、子どもが自分からすすんで勉強してくれるようになってほしいですよね!
そこで、今回は上手に勉強のやる気スイッチを入れる方法7選を紹介します。
- 勉強はイヤなものという思い込みを捨てる!!
- 勉強はクイズとゲームであると信じる。
- 簡単な計算問題(100マス計算)から始める
- 競争させる・タイムを計る
- 親は勉強が楽しくなるような演出をする。
- 自分で教材を選んでもらう
- 気づいたら勉強していたという習慣作りをする
です。これらの方法について、丁寧に解説していきます。
「勉強しなさい!!」と、あなたが言っている時点で、勉強は楽しくないけど、仕方なくやらなきゃね~!と、宣言しているようなもの。
まずは、あなたのその固定概念をひっぺがしていきましょう。
小学6年、4年、5歳の三兄弟の母。長男はチャレンジタッチ一筋、次男はチャレンジ紙教材、スマイルゼミ、ポピーなど色々な教材を体験。ズボラママなので、通信教材に頼りきりでラクラク勉強習慣つけています!!
「勉強しなさい!」は、親子ともにストレスと亀裂を生む最悪な言葉
最初に言っておきます。
「勉強しなさい!」は、絶対言っちゃダメ!
勉強は楽しくないぞぉ~。でも義務的にやらなければならないんだぞぉ~。と、負のオーラがただようこの言葉。しかも、命令系。
最悪です。親子ともどもストレスがたまるし、効果は全くナシ。
長男に3年間言い続けたけれど、まったく効果なかったのが証拠です(泣)
子どもは、注意しても聞かないけれど、親の姿と同じようになると言いますもんね。
問題があるのは、親のほう。親が、「勉強は楽しくない!!」という思いを変えていかなくてはいけません。
- テレビ
- マンガ
- ゲーム
- Youtube
これらは、何だかワクワクしません?
この感覚を「勉強」というワードを見ても感じるようになってほしいんです。もちろん、楽しく感じる「フリ」でOK!
「ゲームをしなさい!!」なんて、言ったことないでしょう?笑
やる気スイッチの入れ方①勉強はイヤなものという思い込みを捨てる
昔、勉強しなさい!と言われながら、学校や塾の勉強をしてきた親世代・・・。つめこみ教育で辛い思いもしましたよね。
でも、子どものため!勉強がワクワクして楽しかった気持ちを思い出してみましょう。
- テストで100点がとれてクラスで一番になった
- お気に入りの歴史上の人物がいた
- ひたすら計算を解いているとき、無の境地だった
- 国語の教科書に出ているお話を、今でも覚えている
ほんの少し、ワクワクを感じませんか?その気持ちを、最大限に高めていきます!!
楽しいフリでいいんです。「勉強って、めちゃ楽しい!!ワクワクするからずっとやりたい!」と、子どもの前で話をしてあげましょう。
自分が好きだった教科の話でもいいし、テレビのクイズ番組にからめて歴史の話をしてあげてもいい。とにかく、最初は親が意識を変えましょう。
やる気スイッチの入れ方②勉強はクイズとゲームであると信じる。
ここでも、また親の意識改革をしていきます。
勉強=ワクワクで楽しい!!と思い込んだら、次は、
勉強=クイズとゲームである!!と思い込んでみましょう。
ニガテだった国語クイズも、何度も文章題を解くことで、スラスラ答えられるようになった。とか、
算数の計算は、タイムトライアルのゲームアタックだ!!
とか、「勉強」という言葉を使わずに、やたら「クイズ」やら「ゲーム」という言葉を入れてみると、不思議と楽しそうになります!!
ここまで来たら、やる気スイッチを入れるまでもなく、楽しいクイズやゲームをやるだけ。楽しいことをやるわけですから、もうスイッチは入りっぱなしになります!!
次は、ゲーム感覚を増幅するためのテクニック的な話をしていきます。
やる気スイッチの入れ方③100マス計算!ゲーム感覚になりやすいのは算数!!計算のタイム測定で競争しよう!!
やる気スイッチを入れるのに最も効果的なのは、算数の計算問題です!!
- 文章題はめんどくさい
- 漢字を書くのはめんどくさい
なんて子でも、計算ならラクにできることが多いです。一番最初に試して、勉強への入り口にしてあげると効果的。
特に、競争好きな子、ケンカっぱやい子、学年が近い兄弟がいる子は、すぐにワナに引っかかります。
やる気スイッチの入れ方④競争させる・タイムを計る。100マス計算をゲーム化する方法。
100マス計算をゲーム化して、毎日やらせるための手順を説明します。
- 100マス計算専用の書きこみ式ノート
- 100マス計算テキストをコピー
- 無料教材をコピー
100マス計算専用の書きこみ式ノートや、隂山英男さんの、100マス計算テキストがおすすめ。どちらもすごい人気なので、書店にないことも多いです。見つけたらラッキー!!
楽しくなりすぎて、一人につき1日5回とかやっちゃうようになるので、ゆくゆくはたくさん教材を用意するようになります。
100マス計算専用の書きこみ式ノートは、親が1~10の数字をランダムに書かないといけないので大変。
でも、毎回数字の並びを変えられるので実力がつきます。
テキストや無料教材は、数字の並びのバリエーションがなく、同じものを繰り返しやるだけで変化がありません。ただ、数字を書かなくてよいのでかなりラク。
週末に一気にコピー(エコノミー・モノクロモードで早く、両面印刷で経済的に)しましょう。
スマホのストップウォッチでよいので、タイムを計ってみます。
例えば、1年生次男の場合、ひとケタの100マス計算のタイム
- 1日3~6枚
- かかった期間は2週間
- タイムは3分から1分30秒まで縮まった。
- タイムが縮まったら10円ガムがご褒美
タイム計測を、長男と次男で競わせてやってみました!3年生の長男は、かけ算100マス、1年生の次男は、たし算100マスで勝負!!
もうやる気スイッチ入るどころではなく、湯気が出るんじゃないかというほど夢中になって競っていましたよ!!!
私も参戦しましたが、6の段以降のかけ算をド忘れしていて、話にならず。
このように、簡易なグラフを作りました。
最初のうちは、10秒上がるごとに10円ガムをごほうびにあげていました。
でも、そのうち100マス計算をやることは習慣になってしまい、今やゲーム化しているので、ご褒美も必要なくなりました。
ご褒美も、すっごい安いもので喜んでくれるから助かる!!
ゲーム感覚でやっていますが、
4×5
8×9
5×7・・・
のような問題を100問、毎日数枚やれば500問くらい解いていることになるから、すごい効果ですよね!
何分になったら、ケタ数をあげたり、かけ算に行ったりというのは、目安は特にないので親子で決めましょう。レベルが上がったら、学年に関係なくどんどん進むとよいですよ。そろばんに移行するのも良い方法です。
100マス計算ゲームを繰り返すことで、「ん?勉強ってゲームだったんだ!」というワナにかけてしまいましょう。
やる気スイッチの入れ方⑤勉強が楽しくなるような演出をする。ゲーム用語も効果的!
3人の息子さんがスタンフォード大学に合格された、アグネス・チャンさんの著書では、勉強が楽しくなるための演出が欠かせないと書かれています。
アグネス・チャンさんは、この演出がとても上手なので、いくつか紹介しますね!
- 勉強させたいという親の下心は、なにがなんでも隠し通す!
- 数字ゲーム、ことわざゲーム、俳句大会などイベント化
- 料理から算数を学ぶ
など目からウロコの演出がたくさん。ぜひ著書を一読していただきたい。
勉強を勉強としてやるのではなく、役に立つ知識として話をしてあげることが大切です。
うちの息子たちの場合、「勉強=嫌い、めんどくさい、やらなければいけない」
のような負のイメージがつきすぎているため、勉強をさせるときの声かけには注意しています。
タブレット学習(チャレンジタッチ)を使う時は、
「今日のお楽しみアプリは何があるのかな~」とか言って、タブレットを開かせるようにしています。
チャレンジタッチは、楽しくタブレット学習に誘導してくれる演出がうまいので、子どももまんまと乗ってくれています。
チャレンジタッチの正直な口コミ!ごめんなさい!かるく2年連続トップ成績とれちゃいました! | めざとぷマスター (mezatopu.com)
また、テレビゲーム好きな子には、ゲーム用語を使っていくこともおすすめ!
- ミッションクリアしたね!
- ここまでやったらアイテムゲットできるね!
- レベルアップしたから進化したね!
なんていう声かけをすれば、やる気も簡単にアップしますよ。
やる気スイッチの入れ方⑥自分で教材を選んでもらう
家庭学習用のプリントや教材をさせるときは、子どもに自分で選ばせることがポイント。
学校の先生が教えてくれたマル秘テクニック!
- 教材を机に置いておく。プリントでもテキスト教材でもOK
- この中から、5ページ(もしくは5枚)選んでね!
- 全部終わったら〇〇しようか(パズル、読書、工作など楽しいこと)
学年に応じて、おおよその家庭学習時間を決めておいて、その時間に合うような枚数を指定します。あとは子どもに好みの問題を選んでもらうだけ。
子どもは、やらされている感があるとやりません!!少しでも、「自分で選んだ!!」というところがあれば、納得してできるんです。
やる気スイッチの入れ方⑦気づいたら勉強していたという習慣作りをする
家に帰ったら、手洗い、うがい、おやつ・・・のように、何の疑問もなくやっている習慣。
勉強も習慣化することができれば、頑張ってやる気スイッチを入れる必要もありませんよね。
気がついたら、鉛筆をにぎらされていた・・・状態を作ってあげましょう。
- 朝起きてすぐ
- 学校から帰ってすぐ
これらの時間に習慣化されていれば、スムーズに継続できるし、ストレスも感じにくいです。夜になると疲れが出てダラダラしたくなるので、あまり集中できなくなります。
とくにおすすめなのは朝学習です。朝起きてボーっとしている間に、いつのまにか鉛筆をもって、プリント5枚やってた。という習慣をつけられたら、上出来です!!
学校から帰ってすぐも、ダラダラしてできない!という子でも、朝目覚めてすぐなら出来るんです!
- 休日も含めて、できるだけ同じ時間帯に勉強をする
- 時間を短くしたい、やりたくないという時は応じる
- 学習ができたら、シールをはって、たまった数でごほうび
「シールをはる」という行為は、子どもっぽくてやらないんじゃない?と思いがちですが、やります!!小学生でもまだ大好きです!!
1日1枚、30枚たまったら、300円のお小遣いをあげる約束をしました。
ごほうびは何でもよいですが、子どもと相談して少額のものにしましょう。
しかし、習慣化させるために毎日教材を用意するのは、本当に大変です。週末に一気にコピーしたり、本屋さんをかけずりまわったり。
忙しすぎてそんなの無理!!という方は、タブレット型の教材が便利でした。
タブレット教材のチャレンジタッチをやっていますが、毎日決まった時間に「キンコンカンコーン」と、チャイムが鳴ります。
そして、タブレットを開くと、今日やる教材が自動的に出ます。
自動採点もしてくれるので、親の手間は全くなし。
勉強が終わったら、ごほうびアプリで遊んだり、デジタル本を読んだりするサービスがたくさんあるので、毎日楽しく続けています。
1000冊の本が読み放題ってほんと?ズボラ母が救われた、進研ゼミのまなびライブラリー | めざとぷマスター (mezatopu.com)
家庭学習の選択肢に、タブレット教材がひとつ入るだけで、一気にラクになり続けやすくなりますよ!!
共働きワーママにおすすめな家庭学習教材はコレ!!AIの自動採点と解説機能が忙しいママを救う!! | めざとぷマスター (mezatopu.com)
やる気スイッチを入れるために、ごほうびのニンジンで釣っても良いのか?
ごほうびをあげるかどうかは、賛否両論ありますよね。
私はずっと、ごほうび反対派でした。やったことに対して、なんでもかんでも見返りを求められては困る!と思っていたからです。
理屈は分かるんですが、そうやって生活していると、何だか楽しくないんですよね。
しかも、結局勉強もやらないから、「勉強しなさい!」と怒鳴ってしまう。そうなると、本末転倒!!
ごほうびがあったり、ギャンブル性があったり、競争があったり。家庭の中でそんな仕組みがあったほうがワクワクすることに気づいたんです。
方針転換して、勉強習慣をつけるための、学習プリント、100マス計算、朝学習などすべてに少しずつごほうびを作りました。すると、子どもたちもゲーム感覚で毎日勉強するようになったのです。
うまく習慣化の波にのせることができれば、気づかれないように少しずつごほうびを減らしていけばよいと思います。
親のやる気スイッチを押そう!!
上手に勉強のやる気スイッチを入れる方法7選を、もう一度おさらいしましょう。
- 勉強はイヤなものという思い込みを捨てる!!
- 勉強はクイズとゲームであると信じる。
- 簡単な計算問題(100マス計算)から始める
- 競争させる・タイムを計る
- 親は勉強が楽しくなるような演出をする。
- 自分で教材を選んでもらう
- 気づいたら勉強していたという習慣作りをする
どうですか?勉強はゲームでありクイズである、と思い込んでくださいね!
親が勉強は楽しいものと思い込んでいれば、その気持ちは必ず子どもに伝わります!!
勉強が楽しいと思えたら、あなた自身も、「勉強しなさい!!」という言葉に強烈な違和感をもつはずです。
「ゲームしなさい!!」と言っているようなものなので。
そして子どもを楽しい勉強の世界に誘導してあげるのは、親のテクニックしだい!
私は、タブレット教材にお世話になりながらも、他の教材の印刷に追われて睡眠不足気味・・・。
やる気スイッチを押さなきゃいけないのは、子どもじゃなくて、親のほうですね(笑)
子どものやる気スイッチを押すための方法を色々試してみてください。一度ではうまくいかないかもしれません。でも、子どものうちからやる気スイッチを押してあげて、勉強好きにしてあげたいですよね!
結果が出るまで3か月はかかると思って、失敗しても何度もトライしてみてください。