通信教材を選びたいけれど、紙に書く「紙教材」と、「タブレット教材」のどちらが良いか迷いますよね。子どもにも親にも合う学習スタイルはどちらなのか、ママ友との会話でもたびたび話題になります。
私は、好奇心旺盛な長男にはタブレット教材を使っていますが、小学1年生の次男は学校の勉強に全くついていけていない様子。これではタブレット学習で自主勉強をするのは無理と悩み、紙学習について調べることにしました。
紙学習歴が3年のママにインタビューをして、紙学習のメリットとデメリットについて、詳しく教えてもらいました。結果、次男のようなタイプには、紙学習が合っているということが分かりました。
紙学習のメリットとデメリットを知ることで、子どもに合った家庭学習法なのかどうかはっきりしてきます。ぜひ、学習スタイルを選ぶときの参考にしてみてください。
小学6年、4年、5歳の三兄弟の母。長男はチャレンジタッチ一筋、次男はチャレンジ紙教材、スマイルゼミ、ポピーなど色々な教材を体験。ズボラママなので、通信教材に頼りきりでラクラク勉強習慣つけています!!
紙で学習する・紙教材のメリット5選
インタビューで分かった、紙教材のメリットはズバリこちらです。
- 字の練習ができる
- 分からないところをしっかり復習できる
- できてないところを、親が知ることができる
- 記述式の問題に強い
- 学校の勉強についていけない子に強い味方
字の練習ができる
私はタブレット教材を使っていますが、タブレット用のタッチペンで画面に字を書いても、やはりうまくなるとは思えません。100対1で、紙教材の勝ちです。学校だけでなく、家庭学習でも字を書くことで、きれいな字がかけるようになります。
しかし、紙教材歴3年のママによると、となりについていないと、適当にチャラ~っと書いて終わってしまうようです。監視の目が必要ですね。
分からないところをしっかり復習できる
タブレット教材だと、自動採点なので何となく答えればいいや、という気持ちで適当にやっている姿も見られますが、紙教材だとそうはいかないですね。
間違った答えを書いていたら、ママにみっちり指導されるので、学び残しをすることがありません。学校の勉強の復習にはとても向いています。
できてないところを、親が知ることができる
通信教育の紙教材は、学校の教科書と同じスピードで進んでいくので、どこで引っかかっているのか知ることができます。親が採点をすることで、「あ~この子は時計の問題でひっかかっているんだなぁ~」と、できないところが分かります。
できないところを、紙教材でさらにしっかりと復習すればよいので、勉強効率がよいです。
記述式の問題に強い
タブレット学習でネックになるのが、記述式や文章題。本当にできているのやら、ナゾな時があります。
しかし、紙教材であれば、答えを解くまでの工程を式などで書いておくことができるので、論理的な思考力が養えます。頭の中の思考回路を整えるには、自由に書ける環境が大切なのです。
学校の勉強についていけない子の強い味方
- 学校で、先生が何を言っているのか良く分からない。
- これは国語なのか算数の問題なのかも分からない。
- 文章題はさっぱりできない。
これは、我が家の次男です。こんな状態では、自動採点でいろいろ解説してくれるタブレット教材のありがたい指導もさっぱり分からないでしょう。
おかあちゃ~ん、このもんだいのいみが、ぜんぜんわからないよぉ~
選択のよちもなく、紙教材を選ぶべきです。そして、できるようになるまで、親が隣で手取り足取り教えるしかありません。
そんな時、毎日教材を用意するのは本当に大変なので、毎月届く通信教材にそこはお任せしましょう。その時々に合った内容を届けてくれるので、教材選びだけは、ラクをさせてもらいましょう。
紙で学習する・紙教材のデメリット
インタビューで分かった、紙教材のデメリットはズバリこちらです。
- 教材に限りがあるので、先に進めない
- 教材がかさばる、たまってしまうおそれがある
- 一緒に勉強をみないといけない
- 丸つけが大変
- 反抗期になってくると勉強がみられなくなる
教材に限りがあるので、先に進めない
紙教材だと、教材の量に限りがあるので、どんどん先に進みたい子や、好奇心を深めたい子には物足りなく感じるでしょう。学校の勉強の復習に使うだけならちょうどよい量です。
教材がかさばる、たまってしまうおそれがある
ありがたいことに、毎月教材が届くので、とてもかさばります。どこに置く?問題です。
まず教材を置く場所を決めて、数か月ごとに処分することを決めておくとよいです。一緒に本やフロクが届くこともあるので、それはあとあと役に立つこともあるので、取っておくのもおすすめ。
子どもに教材を任せきりにすると良くないです。やる時間を決めて、隣で一緒にやってあげないと、すぐサボります。そして未処理の教材がたまっていきます。
私が小学生のころ、紙の通信教材を使っていましたが、毎回サボり、何も書かれていない教材を、母が泣きながらやぶいて捨てていたそうです。
教材をためないように、親が一緒にやったり、声かけをしてあげましょう。
一緒に勉強をみないといけない
学校の勉強についていけていれば、紙教材を一人でこなすことは可能です。しかし、学校の勉強が分からなくて、紙教材でおぎなっている場合であれば、一緒について勉強を教えなければなりません。
それがどうしても負担な場合は、紙で学ぶ通信教材は難しいです。定期的に届く教材ではなく、市販の問題集などで親子でできるペースでやることをおススメします。
夕方、子どもの勉強を見られないママさんは、朝学習をしているそうです。朝早く起きて、子どもと一緒に20分、紙教材をするそうです。
子どもがつまずいている所も知ることができて、一石二鳥です。それぞれのライフスタイルに合わせて、子どもの勉強をみる時間を作ってみましょう。
丸つけが大変
紙教材だと、採点と間違ったところの解説を、その場でしてあげなければなりません。ほかの用事をしていると、いちいち呼ばれるのでしんどいことも。紙教材には、親が解説するためのヒントがたくさん書いてあるので、解説に迷うことはないので安心です。しかし、子どもが理解するまで教えてあげるのは、根気がいります。
反抗期になってくると勉強がみられなくなる
小学校高学年にもなってくると、勉強も一人でやりたいから口を出さないで、というプチ反抗期に突入してきます。そのくらいの年齢だと、一緒に勉強をみるハードルが上がってくるご家庭もあるかもしれません。子どものタイプによっても違いますので、様子を見てみましょう。
その点、タブレット学習は一人でも勉強がしやすいです。しかし、学校の勉強についていけない場合、つまずきを後に残さないためにも、紙教材で一緒にやる方が良いでしょう。
タブレット教材のメリット・デメリットと比較したい方はこちら
【無限教材】タブレット教材のメリットとデメリット5選!ズボラ母が2年間続けられた理由 | めざとぷマスター (mezatopu.com)
チャレンジ紙教材を受講中のママにインタビュー。チャレンジタッチとの違いも分かった。
チャレンジの紙教材を受講中のママにインタビューをしてきました!!
基本的な教材は、左側のメインレッスンと、右側の応用問題ですね!我が家で受講しているタブレット教材チャレンジタッチでも、メインレッスンと応用問題があります。
進研ゼミでは、紙教材でもタブレット教材でも、同じ量の教材が用意されていることが分かりました。
メインレッスンには、ふせんがたくさん貼ってあります。お母さんと一緒に、計画的に進めているそうです。「ここまでやったらYouTubeを見ていいよ」というようにご褒美を用意してモチベーションを上げているようです。チャレンジタッチはご褒美アプリがありますが、紙教材はないので、ご家庭でご褒美を作るなどのルール決めをする必要もありそうです。
年に2回、実力診断テストをうけることができます。これは、チャレンジタッチを受講していても届きます。
国語の教材はこちら。すべてお見せすることはできませんが、文章を読んで、書いて答える問題ができるので、学校のテストにも強くなりそうですね。また、書いてある字を見られるので、きれいな字を書いているかどうか確認することができます。タブレット教材では、字を書く練習がなかなかできないので、紙教材は書くための練習には向いていますね。
タブレット教材で字をきれいに書くためのコツはこちらの関連記事をご覧ください。
タブレット学習をすると字が汚くなるってほんと?注意点をまとめました | めざとぷマスター (mezatopu.com)
算数も、チャレンジタッチよりも書くことが多いとわかりました。チャレンジタッチでは選択問題が多いですが、算数でも書いて答える問題はありますので、そんなに紙教材との違いはなさそうです。紙教材のなかに、マンガで説明があったり、ヒントがあったりするので、取り組みやすそうですね。
紙教材チャレンジは、チャレンジタッチよりもふろくは多くて、内容も少し違いました。紙で教材も届くし、ふろくもあるので、置き場所をきちんと決めて整理しておくことが大切ですね。
- 紙教材にはふせんを貼って進めていくと分かりやすい
- 親が隣でついて、採点して解説をする必要がある
- 書くことが多いので、字を汚く書いていたら見つけやすい
- 勉強のあとのご褒美を、親と話し合う必要がある。
- 紙教材とふろくが届くので、置き場所をしっかり決めておくとよい
インタビューをしたママさんは、毎月しっかりと紙教材を続けてこられているようですよ。隣で勉強を見るので、親子の関係もうまく築いているからできるのだと思います。継続しているのは、とても素晴らしいことですね!!
紙教材の取り組み方のインタビューを見て、勉強の流れを分かっていただけたと思います。実際に、自分のライフスタイルに落とし込んで、紙教材で続けていかれるかどうか検討してみてくださいね。
紙学習ができる通信教材が向いているのはこんな人
それでは、タブレット教材よりも、紙教材の方が向いている人はいるのでしょうか。あなたの場合はどうでしょうか。
紙教材のメリット・デメリットをまとめていくと、紙教材が向いている人のタイプが分かります。当てはまっていたら、紙学習ができる通信教材を始めてみてOKです。三日坊主にならず、続けられる可能性が高いです。
- 親が隣で一緒に勉強をみて、採点をする時間を作れる
- 毎月の教材をしっかり分類し、収納ができる
- 字をきれいに書く練習をさせたい
- 記述式、文章題など書く力をアップさせたい
- 学校の勉強でつまずいている箇所を知りたい
紙教材を選ぶ最大のポイントは、「隣で勉強をみられるかどうか」です。その時間を作り出せるかどうか、自分や家族としっかり相談して決めてくださいね!継続は力なりです。教材の内容も大切ですが、家族のライフスタイルに合っていて、無理なく続けられるかどうかしっかり考える必要があります。
まとめ
「一緒に勉強をみるなんて、ズボラな私には無理だぁ~」
と、紙教材をあきらめなくて大丈夫。
教材が毎月自動で届くだけで、かなりラクなんです。
自分でドリルや教材を用意したり、無料教材を使うこともできますが、「今の子どものレベルには何が合うんだろう~」とか、「今日は何をやろう~」とか思考するのは本当に時間がかかって大変。そもそも私たちは、毎日考えたり判断しないといけないことが多すぎますよね。
自主学習に使う教材くらい、何も考えず、自動で届くといい。
教材が毎月自動で届くだけで、勉強に対する心理的な不安もかなり解消されると実感しています。これは、タブレット教材でも紙教材でも同じです。
今日やる教材はコレ!!というのが決まっているだけで、一緒に勉強を見るのがとても楽になりますよ。子どもの勉強のつまずきが気になる方は、一度、紙教材を申し込んでみて、習慣化できるかどうか様子を見てみましょう。
どうしても一緒に勉強をみるのは無理!!うちの子にはタブレット学習が合っているわ!!という方は、タブレット学習のメリット・デメリットも見て検討されることをおススメします。
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小学生の通信教育、選ぶなら紙とタブレットどっちがいい?忙しママの出した結論 | めざとぷマスター (mezatopu.com)